
空き家図書館で来場者と交流する伊藤幹太さん=佐渡市相川中京町
佐渡市相川地区の京町通りの空き家を利用し、地域住民が持ち寄った本を設置する「空き家図書館」の開設から1年が過ぎた。毎月1週間ほどの開放期間に80人程度が立ち寄り、市民や観光客の緩やかなつながりが生まれている。京町通り周辺はカフェや民泊の開設が着々と進んでおり、図書館を管理する地域おこし協力隊の伊藤幹太さん(28)は「人が集う“点”の一つとして、継続していけたら」と期待する。
図書館は佐渡國相川あきんど会が主催。昨年3月に試験的に開いたところ好評で、継続を求める声が多く寄せられた。以降は、本棚の1区画を無料で貸し出し、自由に蔵書を並べてもらう「一箱本棚オーナー制度」を採用して、...
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