岩手県大船渡市で起きた大規模山林火災を受け、新潟市消防局は17日、秋葉区で林野火災対応訓練を実施した。署員ら54人が参加し、県内で初めて配備された狭い林道を走れる小型救助車など特殊車両を活用。延焼箇所を確認し、勢いよく放水した。

 秋葉湖近くで林野火災が広がったと想定し、特殊車両を含めた消防車10台で訓練した。小型救助車で火元の位置や消火方針を決めた後に本隊が出動。専用車で秋葉湖から水をくみ上げ、約600メートルホースを延長して林に放水した。背負い式消火水のうを使って鎮火処理もした。

 秋葉、江南、東、西蒲消防署の各署員と秋葉区の消防団員がホースを運んだり放水したりと協力して訓練に当たった。

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