
中越よつば森林組合が再造林事業を実施する山林。伐採したスギを丸太にし、運び出す=出雲崎町中山
中越、県央地域の森林を管理する中越よつば森林組合(長岡市雲出町)が、伐採適齢期を迎えたスギ人工林を切り、新たな苗木を植える再造林事業「よつばの森つくりプロジェクト」を進めている。3年目となった2024年度の実施面積は、初年度の22年度と比べて3・8倍に増え、24年度の木材生産量は組合全体で目標の1万立方メートルを達成した。山林を再生する循環型林業を目指している。
よつば森林組合の管轄は7市町村に及ぶ。森林面積は約5万ヘクタールで、スギ人工林が約1万4千ヘクタールを占めている。
再造林事業は、木材生産を目的とした「主伐」を行い、跡地に広葉樹などを植樹する取り組み。森林保全のための国、県の補助金...
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