定例記者会見で質問に答える花角英世知事=28日、県庁
定例記者会見で質問に答える花角英世知事=28日、県庁

 米価高騰が続く中、農林水産省が備蓄米著しい不作や災害などの緊急時に備えて国が保有しているコメ。1993年の大凶作「平成の米騒動」をきっかけに95年から制度化した。備蓄量は100万トンを目安とし、近年は91万トンで推移している。全国の民間倉庫で5年ほど保管し、古くなったコメは飼料用などに販売する。放出を巡り競争入札から随意契約に切り替えたことについて、花角英世知事は28日の定例記者会見で「非常に思い切った政策。コメの流通と供給、価格が安定することが重要だ」との認識を示した。

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 農水省によると備蓄米の随意契約には新潟県を含む全国の小売業者などから多くの申し込みがあった。一部業者には29日にも引き渡し、6月初旬には5キロ当たり2000円(税抜き)程度で店頭に並ぶ見通し。

 花角知事は...

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