秋の発表会に向けて綾子舞の練習に取り組む小中学生=柏崎市新道
秋の発表会に向けて綾子舞の練習に取り組む小中学生=柏崎市新道

 柏崎市の民俗芸能「綾子舞」を地元の小中学生が学ぶ伝承学習の発会式が南中学校(新道)で開かれた。子どもたちは11月の発表会に向けて意気込みを語り、表現に磨きをかけようと1回目の合同練習を行った。

 綾子舞は柏崎市女谷(おなだに)地区に約500年前から伝わる伝統芸能。芸術的価値が認められ、2022年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「風流踊(ふりゅうおどり)」の一つとして登録された。現在は女谷地区の高原田(たかんだ)と下野(しもの)の両集落の座元が受け継いでいる。

 伝承学習は、下野、高原田の両座元が講師となり、地元の新道小の3〜6年生と南中の1〜3年生に毎年指導している。本年度は計...

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