定例記者会見で話す中原八一市長=5月30日、新潟市役所
定例記者会見で話す中原八一市長=5月30日、新潟市役所

 新潟市の中原八一市長は30日の定例記者会見で、2023年に新潟市の小学校5年(当時)の女子児童が自殺を図り、一時意識不明の重体となった問題について、「学校や教職員の不十分な対応によって、児童やご家族につらい思いをさせてしまったことを重く受け止めている」と述べた。

 問題を巡っては第三者委員会が今月、いじめが自殺未遂の「主たる原因と推認できる」とする調査報告書を市教育委員会に答申。報告書では、児童からの訴えが管理職に共有されなかった点など、学校側の対応の不十分さも指摘されていた。

 中原市長は「教育委員会には、いじめに対する教職員の基本的な姿勢や対応力の向上、組織的な対応を徹底するよう指示した」と...

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