
女子児童へのいじめがあったとみられる学校の2022年度のいじめ防止基本方針
2023年に新潟市の市立小学校5年生(当時)の女子児童が自殺を図り、一時意識不明の重体となった問題で調査の結果、自殺未遂の要因は同級生のいじめとみられることが16日、複数の関係者への取材で分かった。女子児童はいじめ被害を教員に訴えていたが、学校側が十分な対応をしなかったことも背景にあるという。調査に当たった第三者委員会の報告書が、近く公表される見通しだ。
女子児童は4年生だった22年度、悪口を言われるなどのいじめを受けていたとされ、23年4月初旬に自殺を図った。一命は取り留めたが、一時重体となった。市教育委員会は、いじめ防止対策推進法に基づき、いじめで深刻な被害が生じた疑いのある「重大事態」...
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