地元の住民と田植えをする林家木久蔵さん(中央)=5月、上越市柿崎区下牧
地元の住民と田植えをする林家木久蔵さん(中央)=5月、上越市柿崎区下牧

 落語家の林家木久蔵さん(49)が5月、上越市柿崎区下牧集落の棚田を訪れ、田植えを体験した。実りの秋を迎えることを願い地元住民ら約30人と作業に汗を流した。

 木久蔵さんは10年前、JAえちご上越はまなす支店(柿崎区)の落語会に出演した縁で、田植えや稲刈りをして交流している。

 この日、手袋と長靴で身支度をした木久蔵さんは、標高約250メートルの山あいにある約5アールの田んぼに入った。泥に足を取られ苦戦しつつも、コシヒカリの苗を丁寧に植え込んだ。

 価格高騰が続く米について、木久蔵さんは「米が基本だと認識を新たにしている。農業に携わる人を大事にしたい」と交流の大切さを強調した。田植え後、昼食が振る舞...

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