丹念に綱を編み進める達摩組の笹井忠治さん=新潟市南区西白根
丹念に綱を編み進める達摩組の笹井忠治さん=新潟市南区西白根

 新潟市南区で5日に始まる白根大凧合戦に向け、各組で「凧綱」の新調が相次いでいる。例年は1、2組だが、今回は本新蝶(ほんしんちょう)組、役者組、北若組、達摩(だるま)組の4組が新しくした。24畳ものサイズの大凧を操る綱は、その強度が勝負を左右する。関係者からは「編み手たちの腕の見せどころ」と期待の声が上がる。

 白根大凧合戦は空中で凧を絡ませて引き合い、綱を切った方が勝ちとなる。綱は麻製で、各組の編み手が手作業で編み上げる。寿命は通常5〜6年とされるが、近年は新型コロナウイルス禍や風が吹かずに綱を引き合う勝負数が減少したこともあり、使用年数が延びる傾向があるという。

 13年ぶりに綱を新調する達摩...

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