
八海山坂本神社で開かれた「火渡祭」=南魚沼市大倉
南魚沼市大倉の八海山坂本神社で恒例の「火渡祭」が開かれた。参拝客らは、燃え尽きた灰の上をはだしで歩いて無病息災などを願った。
神社によると、火渡りは修験者の修行の一つで、現在の祭りの形態になって今年で46回目。今年は5月25日に行われ、約300人が参加した。
参拝客らは、足元に巻かれた塩を踏み、護摩をたいてできた灰の上を歩いた。ホラ貝の音色が響き、煙が立ち上る中、顔色を変えずに渡っていった。
魚沼市の小学3年生(8)は「見た目は熱そうだったけども、熱くなかった。楽しく渡れた」と笑顔を見せた。母親(39)は「いざ渡る時になったら、願う内容に迷った。家族が健康で、円満に過ごせるように願った」と話...
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