
水防活動に取り組んだ消防団員=5月31日、糸魚川市
上越地方に甚大な被害をもたらした7・11水害から30年が近づく中、水防技術や防災意識の向上を図る「姫川・関川総合水防演習」が5月31日、糸魚川市寺島の姫川右岸河川敷で行われた。「過去の教訓 未来へつなぐ 地域の防災力」をテーマに関係機関が連携し、実践的な訓練に励んだ。
国土交通省北陸地方整備局が管内での河川流域で毎年行い、糸魚川市では9年ぶりの開催となった。行政機関や消防団、建設会社などから約600人が参加した。
水防演習は大雨で川の水位が上昇し、警戒レベルが上がっていくと想定。漏水を防ぐため半月型に土のうを積む「月の輪工」などの作業に取り組んだ。
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