［新潟水俣病公式確認60 年］中原・新潟市長が環境相を批判、被害者団体との懇談「不十分」

　新潟市の中原八一市長は１１日、環境省を訪れ五十嵐清政務官と面会し、先月新潟市で行われた新潟水俣病の被害者団体と浅尾慶一郎環境相の懇談について「被害者が不十分な対応だと受け取っている」と批判した。面会後の取材に中原氏が明らかにした。

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　懇談会は、新潟水俣病の公式確認から６０年となった５月３１日に開催された。被害者側が新たな救済方法による早期解決を求めたのに対し、浅尾氏が「（既存の）公害健康被害補償法を丁寧に運用していきたい」と繰り返し、かみ合わないやりとりが続いた。

　中原氏は１１日の取材に...