村上市は11日、勝木のゆり花温泉源泉地の源泉から地下水環境基準を上回るカドミウムが検出されたと発表した。11日から福祉センターゆり花会館など3施設への温泉供給を休止。周辺に飲用井戸はなく、健康被害の報告はないという。

 市によると、温泉法に基づいて成分分析調査をしたところ、1リットル当たり0・077ミリグラム(基準値1リットル当たり0・003ミリグラム以下)のカドミウムが検出された。排水(同0・03ミリグラム以下)の調査が必要なため、ゆり花会館と交流の館「八幡」、山北徳新会病院への温泉供給を休止した。

 ゆり花会館と八幡は日帰り入浴を当面休止。山北徳新会病院は沸かし湯で入浴対応する。市観光課は「...

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