クルーズ船の乗船客を乗せた小型電動車などが運行した実証事業=佐渡市小木町
クルーズ船の乗船客を乗せた小型電動車などが運行した実証事業=佐渡市小木町

 クルーズ船の寄港に合わせ、2次交通のあり方を探る実証事業が佐渡市内で行われた。近隣を周遊する小型電動車と、高級タクシー、小木-相川をつなぐシャトルバスを乗船客向けに用意。アンケートを通じて適切なルートや料金、運行本数などの設定に役立てる。

 新型コロナウイルス禍を経て、佐渡市へのクルーズ船の寄港は2023、24年は年間9回までに回復した。「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を機にさらなる寄港の増加が期待される一方で、バスやタクシーなど2次交通の不足が課題となっている。

 こうした課題の改善に向け、国や県、佐渡市の観光・交通関係団体などで構成する「佐渡クルーズ船二次交通連絡会」が5月下旬に発...

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