
新潟県庁
新潟県は20日、日常的に人工呼吸器やたんの吸引が必要な「医療的ケア児」に関する実態調査について、県が現段階で判明した内容を報告した。県内の医療的ケア児は284人で、そのうち約9割が在宅で生活し、保護者の約6割が「災害時の対応に不安がある」と回答したと明らかにした。
県は医療的ケア児と家族への支援策を検討するため、昨年11月から保護者や小児科医らに実態調査を続けており、今夏に最終結果を公表する予定だ。
県議会6月定例会本会議の一般質問で、中村洋心福祉保健部長は、医療的ケア児284人の保護者のうち、医療機器の電源確保、避難先での生活といった災害時の対応に約6割が「不安がある」と回答したと説明。短...
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