
医療的ケア児も利用可能な通所施設「SMiDデイサービスなな色」=新潟市中央区網川原
人工呼吸器の使用やたんの吸引などが日常的に必要な「医療的ケア児」が利用できる通所施設「SMiDデイサービスなな色」が4月1日、新潟市中央区にオープンした。医療的ケア児は昼夜問わず看護が必要なため、家族の負担が大きいが、預け先は少ないのが課題となっている。施設を運営するNPO法人は「24時間頑張る家族の支援と休息のお手伝いをし、子どもたちが楽しく安心して過ごせる場をつくりたい」としている。
新潟県によると、県内には医療的ケア児が約300人いると推計される。医療的ケア児が利用できる施設は25あるが、関係者によると、人材不足などで受け入れを断られるケースもあるという。
なな色を運営するNPO法人「Briidge.」(新潟市中央区)理事長の金子まゆみさん(48)は、訪問看護師として、24時間365日休みなく医療的ケア児の看護に追われる家族を見てきた。特に母親はつきっきりになりがちで、...
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