迫力あるみこしのあおりが披露され、熱気に包まれた出雲崎大祭=17日、出雲崎町
迫力あるみこしのあおりが披露され、熱気に包まれた出雲崎大祭=17日、出雲崎町

 海の安全を祈願する祭りとして300年以上の歴史を誇る出雲崎大祭が17日、出雲崎町の海岸部で開かれた。みこしを上下に大きく揺らす「あおり」が披露され、太鼓や笛の音色も響いて、町全体が活気づいた。

 出雲崎大祭は、江戸時代中期に良寛の生家で地元の名主、橘屋山本家が石井神社(出雲崎町石井町)で行った神事が起源とされる。毎年6月17日に開催している。

 山本家跡地に立つ良寛堂を出発したみこしを、白装束の男性たちが担いで街道沿いを練り歩いた。「わっしょい」と威勢の良い声を上げ、迫力あるあおりを各地で披露した。

 17日は町内の小中学校が休校し、子どもも祭りに参加した。たるみこしを町内ごとに担ぎ、太鼓や笛を演...

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