
妙高市が公有化を目指しているいもり池の近接地。ミズバショウが群生している(妙高市提供)
妙高市は、妙高戸隠連山国立公園の名所いもり池の景観と自然環境を保全しようと、池に隣接する土地を取得するためのクラウドファンディング(CF)を始め、企業版ふるさと納税による寄付も募集している。現在所有している県外の法人から買い取り、公有化することで乱開発を防ぐ狙いで、購入資金の一部に充てる。
いもり池周辺は妙高山(2454メートル)を望む景勝地で、多くの観光客が訪れる。ミズバショウが群生しているが、温暖化に伴う湿地の陸地化で数が減少しているという。
市が公有化を目指しているのは、池の西側の約5500平方メートル。市SDGs推進室によると、池に注ぐ水路があり、湿地の形成に大きな役割を果たしている...
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