保倉川放水路の建設に向け活動することを確認した期成同盟会の定期総会=2日、上越市役所
保倉川放水路の建設に向け活動することを確認した期成同盟会の定期総会=2日、上越市役所

 上越市や保倉川流域の町内会長協議会などでつくる保倉川放水路建設促進期成同盟会は2日、市役所で定期総会を開き、保倉川放水路の早期事業化に向け要望活動を展開するとした2025年度の運動目標や事業計画を決めた。

 保倉川の下流域は工場や企業、住宅が多い低地で、1995年の7・11水害で大きな浸水被害を受けた。国は2023年、保倉川放水路の具体的なルートを公表し、53年度までの完成を目指している。

 25年度の運動目標では、保倉川流域の住民の生命・財産を守り、企業の安全を確保するために治水対策が不可欠と訴えている。

 定期総会では24年度の事業報告や役員の改選などを承認。総会後、会長の中川幹太市長が高田河...

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