【2022/05/04】
1998年、長野冬季五輪のスキー・ジャンプで日本男子の金メダルに沸いた長野県白馬村の八方尾根スキー場。約四半世紀を経た今、麓の温泉街は至る所に英語交じりの看板が掲げられている。
白馬村では2000年代から民間業者を中心に訪日外国人客を受け入れるインバウンドの動きが加速、外国人が集う観光地の先駆けとなった。
白馬村観光局事務局長の福島洋次郎(47)は「日本人観光客は週末中心。平日の稼働率を上げるためには、長期滞在する外国人は欠かせない」と語る。
流れは志賀高原や野沢温泉など、長野市から1~2時間圏内のリゾート地に広がった。アクセスの良さと外国人が好むパウダースノーを武器...
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