元消防団分団長の収集品で、寄贈された消防車の模型=魚沼市四日町
元消防団分団長の収集品で、寄贈された消防車の模型=魚沼市四日町

 魚沼市消防本部は、消防車両の模型72台を庁舎で展示している。亡くなった元消防団分団長の収集品で、遺族が「子どもたちに将来、消防活動に携わってほしい」と願い、寄贈した。市消防本部は、社会科見学などで訪れる子どもに、消防の役割や歴史を学んでもらう資料として役立てていく。

 模型は、魚沼市小出島の水澤久雄さん(享年65歳)の妻の裕美子さん(72)が寄贈した。「世界の消防車」をテーマにした定期刊行物の付録で、車両の長さは各15センチ程度。日本をはじめ、欧米やアジア各国の消防車をモデルにしている。

 展示品はポンプ車、はしご車、化学消防車などで、1907〜2003年の製造年代順に並べた。クレーンやウインチを...

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