上越市の関川水系土地改良区は、高温少雨による農業用水不足を回避するため、11日から上越市と妙高市を流れる上江(うわえ)、中江の両用水路を上流域と下流域に分け、2日おきに交互に取水する「番水」を始める。番水は少雪だった23年以来2年ぶり。

 両用水路は2市の約5600ヘクタールの水田に農業用水を供給している。わせ品種を栽培する水田では6月中旬ごろから水を一時的に抜く中干し期間に入ったが、6月下旬から続く高温少雨で水田が過度に乾く状況が相次ぎ、水源となる笹ケ峰ダムからの取水が続いている。

 関川水系土地改良区は、...

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