昭和元(1926)年から数えてちょうど「昭和100年」を迎えた。私たちの暮らしや価値観は、戦争と復興、高度経済成長、バブル崩壊といった時代の流れとともに大きく変わった。その歩みに寄り添ってきた新潟日報をひもとけば、懐かしさや新鮮な驚きを感じられる。在りし日の記事をたどりながら、今を生きる知恵を考えたい。(報道部・関宏一)

「見合いを上回る恋愛」と結婚の変化を報じた紙面

 見合い結婚がかなり少なくなっている。町村では六四%、辺地でも六一%と地方ではまだまだ見合い結婚の方が多いが、大都市・中都市とも恋愛結婚の方が六〇%で、四〇%の見合い結婚を圧倒している。全体を平均してみても、...

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