新年を前に、県内で鏡餅作りが盛んに行われている。新潟市中央区西堀前通4の老舗「笹川餅屋」では28日、職人がふっくらと張りのある形の餅を次々と仕上げていた。
職人は湯気が立つ、つきたての餅を切り分けると、両手に余るほどの大きさから手のひらサイズまで手際よく丸めていった。丸めた餅には扇風機の風を当て、温度を下げて形を保った。
笹川餅屋では県産のもち米「こがねもち」を使っているが、「令和の米騒動」の影響で原料費は昨年に比べて約2倍に上昇。顧客の気持ちを考慮し、値上げ幅を抑えるよう努力したという。
社長の笹川太朗(たろお)さん(44)は「値上げもある中、保管に気を使う生の餅を買ってもらえるのはありが...
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