
ちどりやで販売されている古着物の模様を確かめる保坂勉社長(右)=南魚沼市塩沢
古着物の販売などを手がけるプチジャポン(十日町市西本町3)は、織物の産地である南魚沼市塩沢の牧之通りに店舗を構え、1着1100円からの手頃な価格で古着物を販売している。気軽に店を訪れてもらうことで着物を着る入り口となり、地域に伝わる文化を広く発信している。
プチジャポンは2007年創業。半導体製造装置大手の社員だった保坂勉社長(48)が、着物産地の十日町市出身だったこともあり起業した。前の会社でフランスに赴任していた際、着物をインテリアとして美しく飾るフランス人のセンスに魅了されたことがきっかけだった。
外国の個人客を相手に、着物のインターネット販売を始めた。英国など海外でのマーケティングか...
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