中東最大級の食品見本市で自社のもちアイスをPRした第一食品のブース。中東での販路拡大を進めてきた=2023年2月、ドバイ(同社提供)
中東最大級の食品見本市で自社のもちアイスをPRした第一食品のブース。中東での販路拡大を進めてきた=2023年2月、ドバイ(同社提供)

 中東情勢の緊迫化が、県内企業の貿易にも影響を及ぼしている。中東への販路拡大を進めてきた食品メーカーは、米国とイスラエルによるイラン攻撃以降、輸出がストップ。ホルムズ海峡が事実上封鎖されていることで、原料輸入が滞り、製品製造コストの一層の上昇が懸念されるケースも出ている。

 「日本食が世界的に人気だが、中東はまだ流通が少なく(競争相手が少ない)ブルーオーシャンだった。今後の取引はどうなるか」。アイス製造の第一食品(燕市)の小西寛子社長は、海外戦略の練り直しを迫られている。

 今月11日に2万6千個のアイスをクウェート向けに輸出予定だったが、船が運航中止となった。アイスは燕市の工場で保管したままで、出荷は見通せない状況だ。

 2014年にアラブ首長国連邦(UAE)への輸出を開始。主力のもちアイスが海外で好調で、...

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