町内の備蓄品の場所や危険箇所を示した防災マップを住民に説明する菊入毅さん=柏崎市西山町下山田
町内の備蓄品の場所や危険箇所を示した防災マップを住民に説明する菊入毅さん=柏崎市西山町下山田

 柏崎市内のコミュニティセンターや町内会単位で、災害時の行動などを示した「地区防災計画」を策定する動きが広がっている。計画は、住民主導で地域の災害リスクの周知や、非常時の住民の役割を明確化することなどを目的としている。市内のコミセンとして初めて防災計画を作った西山コミュニティセンターは、計画に沿って防災訓練などを行い、災害に強い町づくりを目指している。

 地区防災計画は、国が2014年度に制度を設けた。柏崎市によると、西山コミセンのほかに市内11の町内会が独自に策定済みで、上条と高田の2コミセンは将来の策定を目指して作業を進めている。

 西山コミセンは、22年に4コミセンが統合して誕生した。地域防災の取り組みを先頭に立って進めようと、23年に地区防災計画を作った。作成に当たっては、...

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