
田尻小学校の3年生と保護者に、災害時に役立つ道具の作り方を教える防災学習サポーター=柏崎市安田
中越沖地震2007年7月16日、新潟県の上中越沖を震源として発生した地震。新潟県内では柏崎刈羽原発が立地する柏崎市と刈羽村のほか、長岡市で震度6強、上越市や小千谷市、出雲崎町で震度6弱を観測した。新潟県によると、この地震の影響で15人が亡くなり、2316人が重軽傷を負った。住家の被害は、全壊が1331棟、大規模半壊、半壊が5710棟、一部損壊が3万7277棟。の発生から16日で18年がたつ。震災後に生まれた子どもたちへの伝承教育が課題となる中、柏崎市では市が認定する「防災学習サポーター」が活躍の場を広げている。2022年から活動し、市の中越沖地震メモリアル施設「かしわざき市民活動センターまちから」(西本町3)や、市と手を取り、市内の小中学校で防災教育を展開してきた。中越沖地震の記憶を絶やさず、防災意識を啓発しようと、活動に汗を流している。
防災学習サポーターは、防災士の資格を持ち、まちからが行う研修や、県の防災リーダー養成講座を受講することで認定される。防災士の資格がなくても、まちから、県の講座と合わせ、柏崎市の防災士養成講座を受講し、...
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