
葉色が淡い緑色になっているコシヒカリの稲=18日、新潟市西蒲区の県農業大学校
新潟県は18日、県内における水稲の生育状況を発表した。6月の高温で「コシヒカリ」や「新之助」の葉色が栄養不足により淡くなっていたが、17日時点でさらに進んでいることが分かった。18日に平年より5日早く梅雨が明けた。今後、日照りと高温が続けば、収量や品質に影響を与える高温障害が発生する懸念が高まる。1等米比率が21%に落ち込んだ2010年と天候が似ているとし、県は生産者に穂肥(ほごえ)を与えるよう呼びかけている。
県は11日に開いた「新潟米生産対策会議」で、6月の平均気温が統計開始以降最も高かった影響を受け、葉色が淡くなっていると指摘していた。その後、高温障害の可能性がより高まっているという。
18日、...
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