収集してきたアニメ映画のポスターを寄贈した弥彦村の坂本文巳男さん
収集してきたアニメ映画のポスターを寄贈した弥彦村の坂本文巳男さん

 昭和、平成の映画ポスターを収集してきた弥彦村の坂本文巳男(ふみお)さん(72)が、コレクションの中からアニメ作品のポスター約1300点を、国立映画アーカイブ(東京都中央区)に寄贈した。40年以上にわたる収集活動には区切りを付け、これまでに集めた残る5千枚ほどを今後は価値を認めてくれる人に有料で譲りたい考えだ。

 坂本さんは燕市分水地区出身で、幼かった昭和30年代、地元の映画館で見るアニメ作品が何よりの娯楽だった。20代で知人からアニメ映画「長靴をはいた猫」「ピノキオ」などのポスターを譲り受けたのが転機となった。「映画の記憶は薄れてしまうが、ポスターは形に残る」と思い立ち、県内外の映画館を訪ね、...

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