
凱旋試合に向け、トレーニングに励む仲川翔大さん=新潟市西区
トレーニング中、リングからの眺めを想像し、バーベルを握る手に力がこもった。新潟市中央区出身で、会社員を経てプロレスラーとなった仲川翔大(しょうた)選手(38)=東京=は、デビュー10周年記念の凱旋(がいせん)興行を16日、新潟市西区の黒埼市民会館で開く。「古里で、自分が主役の試合をするのが夢だった」と語る。
プロレス団体に所属せずフリーで活動しており、凱旋興行の企画運営を自ら手がける。会場設定や選手への出場オファーに加え、チケット販売や協賛金集めに奔走し、準備に半年間を要した。当日は30人のプロレスラーが集い、6試合を行う。約300の座席は既に完売した。
労をいとわずやってこられたのは、ある選手の存在が大きい。プロレスラー...
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