
屋外に引き出され、白帆が張られた千石船「白山丸」=佐渡市宿根木
復元した千石船「白山丸」を屋外で披露する「白山丸まつり」が、佐渡市宿根木の佐渡国小木民俗博物館で開かれた。青空の下、博物館から引き出された白山丸が約160畳の大きな白い帆をはためかせ、国内外から訪れた観光客らはその勇姿に見入っていた。
地元住民らでつくる「千石船・白山丸の会」が主催し、7月27日にあった。白山丸は全長24メートル、帆柱22メートル。1858年に宿根木で建造された千石船の設計図を基に、1998年に復元された。普段は帆を畳んだ状態で保管されていて、まつりの時にだけ帆が張った姿が見られる。
強い日差しの中、観光客や地元住民が声を合わせて綱を引き、白山丸を引き出した。力が足りず「誰か...
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