酒米生産の支援拡充を求めた要望書を提出する県酒造組合高田支部の竹田成典支部長(右)=上越市役所
酒米生産の支援拡充を求めた要望書を提出する県酒造組合高田支部の竹田成典支部長(右)=上越市役所
酒米生産の支援拡充を求めた県酒造組合高田支部のメンバー=上越市役所

 日本酒の原料米価格の高騰や酒米の減産を受け、県酒造組合高田支部は、酒米生産者や酒造会社の酒米購入への支援などを求める要望書を上越市に提出した。

 要望書では、酒米の生産量が減少傾向で2025年産米の仕入価格が「異常とも言える水準まで高騰している」とし、酒蔵経営に大きな影響を受けていると指摘。酒米生産農家への補助金制度拡充や生産拡大の支援策、酒造会社の酒米購入資金援助などを求めた。

 要望は7月にあり、竹田成典(しげのり)支部長は「原料米の価格高騰は過去に例を見ないほど急激で、価格転嫁で解決する問題ではない。日本酒をはじめとした地域の発酵文化や伝統を守るために適切な支援をお願いしたい」と訴えた。

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