第四北越リサーチ&コンサルティングがまとめた6月の県経済によると、設備投資と個人消費は持ち直している一方、生産活動と雇用状況、公共投資は横ばいで推移している。基調判断は「緩やかに持ち直している」を維持した。

 【生産活動】食料品は量販店向けが堅調に推移し、高水準での生産が続いている。化学は生成AIの需要拡大に伴い、関連製品が好調となっているものの、一部で在庫調整が続き受注が回復しないことから、増勢が鈍化している。汎用(はんよう)・生産用・業務用機械は国内で省力化製品などに底堅さが見られる一方、中国など海外向けが不調であり、横ばいで推移している。金属製品は建築用製品や家庭向け調理器具などを中心に...

残り617文字(全文:917文字)