
新潟市は、来春入庁の市職員を選考する2025年度採用試験(大卒程度)の競争率が、昨年度から横ばいの4・6倍だったと発表した。一部の試験を前倒しした効果で、一般行政職は昨年度に比べて受験者数が増加。一方で技術職は、民間企業との人材獲得競争で職員確保が難しい傾向が続いた。
市人事委員会が21日に発表した。大学生の就職活動が早まる中、民間企業より遅い採用スケジュールを見直して受験者を増やそうと、市は昨年度から事務職の一般行政Bと、土木、建築などの技術職で一次試験を6月から4月に前倒ししている。本年度はさらに、一般行政Bと6月実施の一般行政Aを併願できるようにし、受験機会の増加を図った。
本年度の一般行政職の採用では、...
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