地場産の新鮮な食材や手作り感あふれる総菜、その店でしか買えないオリジナルの品々…。地元に密着したローカルスーパーは、大手にはない個性と魅力がある。厳しい経営環境に置かれながらも「地域の台所」として愛され続ける下越地域の店を紹介する。

会津文化が息づく阿賀町で、会津名産の馬刺しも並ぶ精肉売り場=阿賀町津川

 小規模ながら四半世紀にわたり地域の生活を支えてきた。買い物に訪れた町内の女性(78)は「近くにあることは何より。なくてはならないスーパー」と話す。地域に寄り添いながら、今後も地道な営業を目指す。

 2000年のオープン当初から、スーパーマーケットチェーンの清水フードセンターの提携店として、商品の提供を受けるなどしていた。しかし、清水フードセンターを展開していた清水...

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