
植物などを絵筆代わりにして妙高山を描く児童=上越市長者町
上越市長者町の三郷小学校で、来春の閉校を前に思い出をつくろうと、児童や教職員らが大きな和紙や布に妙高山や鳳凰(ほうおう)などを描くワークショップに取り組んだ。植物の葉や枝を絵筆にして勇壮な山渓を生き生きと表現した。
直江津地域で開かれている「なおえつうみまちアート2025」の実行委員会が学校に提案した。7月に行われ、三郷小の元教員、荒川圭子さん(68)と上越教育大の元教員らが指導役となり、児童25人らと制作した。
児童は三郷小の校歌の歌詞をモチーフに、妙高山から流れ出る水が田んぼを潤し、海に注ぐ風景を幅約8メートル、縦3メートルの和紙に描いた。古いほうきで山の輪郭を描き、モミジの枝やわらの束...
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