県農協中央会(JA県中)などJAグループが5日、県庁に花角英世知事を訪ね、2026年度の県予算編成に対する要請を行った。主食用米の価格が高騰する中、加工用や米粉用といった非主食用米の生産に向けて主食用米との価格差を補う財政支援の強化などを求めた。

 JA県中の伊藤能徳会長らグループの7団体の役員が出席し、稲作や基盤整備、県厚生連病院など重点7項目について要望した。

 稲作では、需要に応じたコメの生産に向けた働きかけを強化することを要請。また、ほ場整備の際、2割以上の園芸栽培の導入を県が促していることについて、担い手の負担軽減のため導入割合の緩和を検討するよう求めた。

 厳しい経営環境にある厚生連病...

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