養殖したイワナとヤマメの様子を確認する清水将晃さん(左)ら=加茂市宮寄上
養殖したイワナとヤマメの様子を確認する清水将晃さん(左)ら=加茂市宮寄上

 粟ケ岳の麓、加茂市の山あいで20〜40代の若手経営者ら5人が、川魚の養殖に挑戦している。高齢で廃業を考えていた前の経営者から施設を引き継ぎ、釣り堀付きの養魚場「Seeds of life(シーズオブライフ)」を運営。清流で育つヤマメとイワナを「粟麓(あわろく)」のブランド名で売り出そうと販路開拓を進めている。

 養魚場は40年ほど前、加茂市の本間政夫さん(78)が宮寄上に本間養魚場として開業。地権者の承諾を得て農業用水の一部を活用し、養殖を始めた。...

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