県と県内30市町村の2024年度ふるさと納税の実質的な収支が全自治体で黒字となったことが18日、新潟日報社のまとめで分かった。08年度の制度開始以降、赤字が続いていた新潟市が初めて黒字に転換。米価高騰を背景に返礼品のコメを入手する動きもあり全体の黒字額が伸びた。県と30市町村の実質的な収支の総額は222億3597万円で23年度から約58億円増えた。

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 県と30市町村の寄付受け入れ総額は443億1250万円と23年度から約102億円増加した。県の寄付受け入れ額は23億3135万円で23年度から2倍となり、都道府県としては2年連続で全国2位だった。

 実質的な収支は、...

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