
横山蒼鳳さんの百字大観100点が並ぶ前でほほ笑む三女の純さん=聖籠町蓮野
三条市出身で書家の故・横山蒼鳳さんの個展が、聖籠町蓮野の二宮家第一号米蔵で開かれている。中国の岩肌に刻まれたお経の文字を書いた作品「百字大観」の100点全てが初めて公開されている。
展示作品は1999年に制作された。生前、書を教えていた上越市安塚区のフリースクール「やすづか学園」で、書は太く伸び伸びと書くことを教えようと自ら実践。子どもたちの前で中国の鉄山摩崖(まがい)石刻を縦横80センチほどの紙に一文字ずつしたためた。
蒼鳳さんの三女で新潟市中央区の会社経営、横山純さんが昨年、砂丘館(新潟市中央区)での個展を前に父の作品を整理していて百字大観を発見。「情熱的な作風に圧倒された。このままでは...
残り103文字(全文:403文字)