新潟県内のマツ民有林約315万立方メートルのうち、2024年度に確認された松くい虫の被害は、前年度比7%増の1万7692立方メートルだったことが19日までに県のまとめで分かった。夏の高温少雨でマツが弱り、害虫の動きが活発化したことが要因とみられ、被害量が高止まりしている。

 松くい虫被害は、マツの皮を食べるマツノマダラカミキリに寄生したマツノザイセンチュウが木の中に入り込んで発生する。マツノザイセンチュウが増殖するとマツは水を吸い上げられなくなり枯れる。

 24年度の市町村別の被害状況は、...

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