CFで移転費を募集しているライオン像。勇ましくほえる姿が表現されている=柏崎市桜木町1
CFで移転費を募集しているライオン像。勇ましくほえる姿が表現されている=柏崎市桜木町1

 柏崎市のエッセイスト・春口敏栄さん(64)が、市内に大小11体あるというライオン像のうち3番目に大きい像の移転費用を、クラウドファンディング(CF)で募集している。目標金額は650万円。「市のシンボルといえるもの。ぜひお力添えを」と話している。

 ライオン像は彫刻師、小川由廣(よしひろ)(1880〜1955年)が作ったとされる。上越市文化財の旧直江津銀行「ライオン像のある館」にある像が代表作品として知られており、由廣の生誕地の柏崎市には11体ある。

 春口さんによると、3番目に大きい像の所有者が亡くなり、頼まれた。移転先を探していたところ、由廣の菩提(ぼだい)寺である浄敬(じょうきょう)寺(柏崎...

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