
荒れた竹林で伐採作業をする早稲田大の学生ら=長岡市寺泊求草
長岡市寺泊求草(もとめぐさ)の住民が、県外の大学生らと共に集落の里山再生を目指すプロジェクトを始めてから、3年がたった。延べ60人以上の若者が、荒れた竹林の伐採作業に参加し、住民は「集落の維持管理に成果を上げている」と語る。高齢化が進む中、若者との交流も集落に活気を生み出している。
「気を付けて」「竹降ろすよー」。住民と早稲田大学のボランティアサークルの学生らが9月17日、竹が生い茂る斜面で伐採作業に汗を流した。早大3年の学生(21)は「自分たちが少しでも役に立てるのはうれしい」と笑顔を見せた。
豊かな里山が広がる寺泊求草には、34世帯約90人が暮らしており、高齢化率は50%に近い。集落の里...
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