
土井善晴さんが講演した新潟日報みらい大学=27日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップ
新潟日報みらい大学の2025年度第2回公開講座「『食べる』と『もの』の物語」が27日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。料理研究家の土井善晴さん(68)が講演し、一汁一菜から広げる豊かな食の工夫を紹介した。
オンラインを含めて約430人が聴講した。土井さんは講演で、手軽に作れて食べ飽きないとして一汁一菜の和食を提案。卵や野菜など具だくさんのみそ汁の写真を複数見せ、「一椀(わん)の中に無限の変化がある。その違いを見つけるのが日本のおいしさだ」と強調した。
料理を引き立たせる食器にも言及。「日本の料理は美しさ、おいしさを器に依存している。器を選ぶことも料理だ」と語った。
トークセッ...
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