郊外地域での運行が始まった「あいくる」の車両=1日、柏崎市西山町池浦
郊外地域での運行が始まった「あいくる」の車両=1日、柏崎市西山町池浦

 人工知能(AI)を使った柏崎市の予約制乗り合いタクシー「あいくる」の運行が今月、郊外地域でも始まった。1日には西山町地域や高浜地区の「北エリア」で、2日には北条地区や中鯖石地区の「東エリア」でスタート。路線バスの減便が進む中、高齢者らの生活や移動を支える。市は来春、運行区域を市の西部や南部にも広げる予定だ。

 あいくるは、2023年11月に市中心部周辺の「中央エリア」で導入された。市によると、1日当たり約120人が利用しており、病院や商業施設の周辺で乗り降りする人が多い。

 1日にあいくるの運行が始まった北エリアは、西山町地域と高浜地区の全域、中通地区の一部からなる。駅前やスーパー、集会所の周辺などに152カ所の乗降地点を設け、月、水、金曜日に運行する。

 東エリアは、...

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