公明党が自民党との連立政権を離脱することになった。自民党への不満が積み重なった結果だ。首相指名選挙の行方は不透明になった。高市早苗内閣が発足したとしても、極めて厳しい政権運営を迫られるのは必至だ。
公明党は昨年の衆院選と今年の東京都議選、参院選と大きな選挙で３連敗したのは、自民党の「政治とカネ」問題が大きな要因になったと受け止めている。しかし、自民党はこの問題への姿勢を改めようとせず、不満を募らせていた。
そうした中で、保守中道で政治的立ち位置の近かった石破茂首相が総裁の座から降ろされたばかりか、後継の高市新総裁は公明党への相談もないまま、自公間の連立合意を得る前に国民民主党との連立拡大に向...
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