
インタビューに応じる松井一郎氏=11月6日、大阪市
日本の政治は、秋に大きく動いた。自民党は高市早苗総裁を選出し、公明党は自民との連立から離脱。代わって自民と日本維新の会が与党になり、初の女性首相が誕生した。特に26年間続いた公明の連立離脱表明は、総裁選から6日後というめまぐるしさ。高市氏が「一方的」と不満を明らかにするほど、驚きを持って受け止められた。
高市氏は、維新の掲げる衆院の議員定数削減のほか、「副首都」構想にも賛同する姿勢を見せ、維新の吉村洋文代表も「政策通だ」と高く評価する。
この自民と維新の連立直前、吉村代表にくぎを刺した人がいる。維新の元代表で2023年4月に政界を引退した松井一郎氏だ。
「自民党は『ぬえ』のような組織だ。から...
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