
出荷に向け、丁寧に選別されるおけさ柿=13日、佐渡市羽茂大橋
佐渡市の特産「おけさ柿」の収穫が本格化している。今年は猛暑や豪雨となったものの、大きさ、収量は平年並み。13日には主産地の羽茂地区で選果場の開所式が行われ、作業員が鮮やかなオレンジに色づいた柿を丁寧に選別していた。
羽茂地区では今夏、高温少雨や大雨に見舞われ、色づきが遅れたり、畑が崩れたりするなどの被害が出た。収穫への影響が心配されたが、収量に大きな変動はなく、平年より少し大きめで糖度も高く仕上がった。
選果場では10月初めに出荷が始まり、現在はわせ品種「刀根早生(とねわせ)」が市場に出回っている。作業員は農家から出荷された柿を手に取り、傷や虫食いがないか丁寧に選別。機械でサイズなどを確認し...
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