
自宅を改装して設ける民泊施設のフリースペースで家族と談笑する松井幸治さん(写真中央)=長岡市山古志竹沢
2004年の中越地震で被災した長岡市山古志地域で、5年前にUターンした松井幸治(こうじ)さん(47)が自宅を改装し、民泊施設の開設を目指している。牛の角突きを再興させ、山古志闘牛会の会長を務めた故松井治二(はるじ)さんの長男だ。震災復興にも尽力した治二さんの姿を胸に、自身は「人口減少が進む山古志に関わってくれる人が増えてほしい」と、交流の場づくりに向けて準備を進める。(長岡支社・後藤千尋)
幸治さんは旧山古志村の木籠(こごも)集落出身。04年10月23日の地震で発生した土砂崩れで川がせき止められ、家屋が水没した集落だ。肉牛生産などを営む実家に生まれ、肉の加工や販売を学ぼうと、高校卒業後に山古...
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